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少年刑務所とは

少年刑務所とは、２６歳未満の受刑者を収容する刑務所のこと。
略して少刑（しょうけい）などとも呼ばれます。

「少年」という名称ではあるものの、実態としては２０歳未満の少年よりも２０歳以上の成人の方が多く収容されています。

青年刑務所と言った方が近いかもしれません。
また現実には、過剰収容のため、２６歳以上の成人受刑者も収容されている場合が多いです。

少年刑務所では、成人の受刑者と２０歳未満の少年受刑者は同じ居室にならないよう配慮されており、少年受刑者には特に更正を強く目的とした教育的処遇が行われています。

また成人受刑者にも更正を目的とした改善指導が行われており、少年刑務所は通常の刑務所に比べ、更正を目的とした指導が盛んに行われています。

女性の場合は、少年受刑者も成人受刑者と同じ施設に収容されるため、特に女性の少年刑務所は設けられていません。

少年刑務所の生活

少年刑務所は、一般の刑務所に比べて生活ルールおよび人間関係など全般的に厳しくなっています。
若年者は更生の可能性が比較的高いので、更生させるための処遇を強化しているためです。

また、少年刑務所の場合は初犯者が多く、血の気の多い若年者が多いためかイジメも過激で、その内容は極めて悪質です。

ひどい場合は、自分で出した排泄物を食べさせられたり、立場が弱い者同士でのプ●イの強要、オ●●ーの強要など。

有名な話で言えば、強盗事件で少年刑務所に服役していた後藤祐樹さん（通称：ゴマキ弟）の話で、「飯の上に精◯を振りかけられ、それを食えって言われた」という事例もあります。

国民的アイドル「モーニング娘。」の弟である後藤祐樹さん。
強盗事件などを犯して実刑判決を受け、少年刑務所に服役していました。

少年刑務所を出所し、塀の中での生活も含め自身の過去を綴った自伝本が「懺悔～ゴマキの弟と呼ばれて～」です。

カバー写真にも写っている首の刺青（イレズミ）が印象的です。

少年刑務所は、少年受刑者を犯罪傾向の強い成人受刑者と分離して服役させることで、悪い影響を与えさせないことが主な目的とされています。

刑務所は刑罰であり、自分が犯した罪を償う刑事施設という位置づけになっています。
それに対して少年院は、非行少年を社会に適合させるための矯正教育を受けさせる施設、更生させる施設と言う位置づけになります。

少年刑務所は、上記の「刑務所」と「少年院」の中間に値する施設であると思います。

少年院と比較すると少年刑務所の方が生活態様は遥かに厳しいですが、刑務所に比べると、まだ犯罪傾向が進んでいない若年受刑者が多いため、「更生」に重きを置いています。

日本国内の少年刑務所は、全て合わしても７ヵ所しかありません。
「〇〇少年刑務所」という風に、刑務所名に「少年」と付け加えられています。

詳細は以下の通りです。