刑務所.netについて
当サイトは、刑務所に関する総合インフォメーションサイトです。
刑務所とはどういう施設なのか、分類や等級、手紙・面会の制度、全国の刑務所一覧など、基本的な情報提供をしていきます。
また、実際に服役したことのある知人の実体験を基に、刑務所に服役するまでの流れ、刑務所内での生活、看守(通称:オヤジ)や受刑者同士の複雑な人間関係、服役生活を送る上での様々な裏事情など、ありのままの世界を書いていきます。
なお、刑務所に関する内容以外にも、留置場・拘置所での生活についてや、犯罪・法律全般に関して、総合的な情報を提供していきたいと思います。
ニュースなどで「東京地検が殺人罪で起訴」などという報道がされていますが、この「起訴」という言葉ひとつにしても、感覚的には理解していても言葉にして説明できる方は少ないのではないでしょうか。
そういった専門用語の解説や、「懲役」と「禁固」の違いや、執行猶予や前科についてなど、できる限り細かく説明していきます。
刑務所生活の実態
普通に生活していたら、まず無縁の世界、刑務所。
当サイトでは、その刑務所の表向きの施設像、および裏側の生活事情などを徹底的に解説します。
いじめられることはあるのか、「掘る、掘られる」という噂は本当なのか。色々な噂や都市伝説などがあると思います。ただし、例えば刑務所内なリアルなイジメの実態などは、あまり知られていないのではないでしょうか。
時には、排泄物を食べさせられたり精●を飲まされたりといった、過激なイジメが行われることもある刑務所。その実態を、出来る限り詳しく解説していきたいと思います。
また、各刑務所(少年刑務所や女子刑務所など)の基本的定義や、様々な豆知識なども解説します。
冤罪で服役している方は現在でも少なからずいらっしゃいますし、不慮の事故で刑務所に服役することになる場合もあります。 無縁であり他人事であり一般人には関係のない施設、でも一歩間違えれば誰でも入る可能性のある施設。それが刑務所です。
刑務所に服役した受刑者の出所後
刑務所に常連受刑者が多い理由としては、受刑者の出所後の受け入れ先がないという現状があります。
刑務所を出所しても、家がない・就職先がない・頼れる人がいないなどなど・・・。
そして、犯罪を繰り返す。これの無限ループとなっているのです。
上のイラストを見ると、一般人からすると鼻で笑ってしまうようなバカさ加減かもしれません。しかし、学歴もなく社会経験も少なく専門的な知識や技能も持たない前科者は、本気で仕事を探しても見つからないケースも多いのです。
もちろん、家もあり仕事もありお金もある人でも、犯罪を犯す人は犯します。
むしろ、社会生活よりも刑務所生活のほうが快適という理由から、出所後にあえて犯罪を犯す受刑者もいます。
ただし、犯罪を犯したくないが犯さざるを得ない状況に陥り、犯してしまう人もいるのです
※第三者視点だと「犯罪を犯さざるを得ない」という状況は決してあり得ませんし許される行為ではありませんが、本人の思考状態がそれぐらい切羽詰まっている状況を表しています。
懲役刑の場合、言い渡された期間の月日が経てば、強制的に出所となります。
帰住先がない受刑者に関しては、全国の更生保護施設などで生活・就労などの世話をしてもらえますが、原則として出所から半年間という期間付きです。
その期間を終えると、半ば浮浪者のような状態で、社会に投げ出されるのです。
※半年間以上に渡り更生保護施設で生活が可能な場合もあり。
受刑者が更生・自立するために必要なこと
帰住先のない(家族などの身寄りのいない)受刑者は、原則として自分1人のみで自立した生活をしていかなければなりません。
そのために何が必要かというのは明白で、お金が絶対的に必要です。
つまり、受刑者が出所後に自立して更生して生きていくためには、何が何でも就職先を見つけることが必要となります。 更生保護施設を利用するとしても、その半年という期間中に、就職活動に全身全霊で取り組む姿勢が大切です。
刑務所出所後からのスタートは、ゼロからのスタートではなくマイナスからのスタートです。
一般の人々と同じように頑張ったのでは話にならないのです。
受刑者本人が出所後に死に物狂いで努力をしなければならないのはもちろんですが、それと同時に社会全体(特に企業)が受刑者に対する理解を示していくことも、再犯を減らすことにつながるのです。
近ごろでは、受刑者の雇用に力を入れている企業が少しずつ増えているため、このような企業が全国的にもっと多くなっていくことを願います。